「将棋指し」なら、かならず通るいばら道。それは詰将棋。
こうこうこうで、こうじゃね?と頭の中でコマを動かして、答え合わせ。あれ違う!となると、なんかイラッとくるやつですw
問題が間違えてんじゃねーの?と思い、ピヨ将棋に問題を並べますが、必ず自分がまちがえている、アレです。
ところがですね。そんな詰将棋のコツを面白く解説した動画があったんですね。
詰将棋が苦手なのは、こういう詰将棋の手筋をしらないだけなのかもしれません。
そうです。あの美声のこいなぎさんです。一度聞いたら忘れられません。初めて観る方はエンタメとして観てみてください。癖があるので、好き嫌いは分かれるかもしれませんがw
この方の詰み筋を覚えるやり方は、詰将棋をとくコツと言ってもいいかなぁと。
んで、ヌシも最近、詰将棋やり始めましたところ、手筋を知っているのと知らないのとじゃー詰将棋解く時も、実践も、全然違うというのがよくわかりました。
で、手筋ってなんなん?って話なんですが、すごく簡単に言えば、この条件の場合はこれが正解、ってことです。実践で言えば、「割り打ちの銀」やら「叩きの歩」ってやつは手筋って言われていると思います。
もちろん、詰めろがかかっているのに、呑気に割り打ちの銀やらしていると負けるので、知っている手筋があればそれは必ず正解、ってわけじゃないですし、それが将棋の難しいところですけどね。
で、詰将棋にもそういう手筋があります。先に紹介した動画みると出てくるんですけど、詰将棋で言えば、「頭金」ってやつは有名です。
まぁ、超簡単な頭金ですね。他に一間龍やら開き王手とかですね。歩頭桂とかは先ほどの動画で出てきます。
全部、熟語的というか、語感よくあればいいんですけど、逃げ道を塞ぐ、とか邪魔コマ消去とか、(大駒の)ただ捨てとか、なんかとっつきにくい名前がついています。
でも、でもですね。
詰将棋してるとこの名前が結構大事で、解くためのヒントになりやすいんですね。これは多分ですが、詰将棋作家はそういう名前のついた筋を使うのを好むからじゃないかな、と。
で、その筋を考えながら解くと、結構見えてきたりします。
例えば、この7手詰めですけど、7手詰めとかいやーって思うのも無理ないのですが、
上に書いた将棋の格言的なことを当てはめてみると、初手が見えてくるようになる問題が多いです。考えたい人は止めて考えてみてください。
これ、玉が4三に逃げると困りますよね。で、手持ちは角と金。
だから、退路封鎖と、コマのただ捨ての手筋じゃね?ということで、2一に退路封鎖かつ大駒のただ捨てやってみるかと考えます。
王様とる以外ありません。で、詰将棋あるあるなんですけど、王様がこれしかできない、っていう局面って正解手のことが多いんですよ。でもそんな詰将棋の格言なんかないので、ヌシは勝手に「これしかできない正解手」と言語化して理解しています。
んでもって王様動くとこれ。
これって、もし角がなくなれば、さっきの頭金ですよね。角がなくなれば、、、つまり角じゃま。じゃまは邪魔コマだから、消去しないといけません。
角がなくなれば、頭金で詰みです。
邪魔コマ消去の手筋、ってやつですね。角をただ捨てしてもいい感じです。で、どこに捨てるのかですけど、これは玉がここしかいけない、つまり「これしかできない正解手」というヌシが勝手に作った手筋を使います。
それは1一角です。
これすると、王様は3二しかいけません。
あれ、これなんか似たような形最初にあったぞ、となります。ちなみにここまでくると3手詰め。3手詰めなら簡単だ、という方も多いでしょう。ただ捨ての2一角、同玉しかない正解手に、頭金です。
この問題、すべての手に、手筋が詰まっているんですね。
もちろん、すべての詰将棋が手筋で作られているかというと、そうではないのですが、手筋を知れば、解きやすくなるかな、と。
じゃ、手筋を学ぶにはどうすればいいのか、となると、一手詰ですけど、ながくなりすぎたので、次回。